2006-06-06 第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
ただ、この水土保全林は、どちらかというと脊梁地帯、奥の方にある森林がかなり多うございます。ただ、かといって、これは非常に公益的機能の需要も高い森林でございますので、森林所有者の自助努力によっては対応が進まないという場合もあるわけでございます。
ただ、この水土保全林は、どちらかというと脊梁地帯、奥の方にある森林がかなり多うございます。ただ、かといって、これは非常に公益的機能の需要も高い森林でございますので、森林所有者の自助努力によっては対応が進まないという場合もあるわけでございます。
国有林は、急峻な脊梁地帯、重要な水源地域、非常に原生的な天然林も多い野生動植物の生息地として重要な位置を占めているところに森林をたくさん保有しております。
そういうものを外していった場合には、一方的に地域の理解を得ないまま外していくということは、国有林の管理維持をする上でも、特に国有林の場合ですと脊梁地帯でありますし、洪水が起きた場合、山崩れが起きた場合あるいは山火事が生じた場合であっても地域の理解というのはなかなか得にくくなってしまいかねないと、私らはその辺を一番気にしております。
しかも、国有林の多くは標高が非常に高い脊梁地帯のところにありますし、そういうところは水源地帯が多いということで、国土保全の面などからも非常に重要な役割を担っているというふうに思うのです。また、国有林が存在する地域では、林産業そのものが衰退しているとはいえ、非常に重要な雇用の場にもなっていて、木材関連産業に対する原料提供など、地域経済にも非常に大きな役割を果たしているというふうに思うのですね。
○串原委員 さて、そこで、国有林について触れさせていただきますが、国有林は、一口に言いますというと山奥が多い、脊梁地帯が多いわけですね。したがいまして、それだけに公共性が高いと半面言えると思いますね。
本当に我が国のある意味では林業の中核、先駆者としても、そしてまた、森林地帯の中では一番骨格になります脊梁地帯に賦存をしておりまして、水問題、災害を防ぐ役割、いろいろな意味で国民の生活の土台としての大変な働きをしてきておるわけでございます。今後もますますこの役割に対する要請は高まってまいりますし、非常に重要な働きをしていかなければいけないと思うわけでございます。
しかも、日本列島の脊髄、脊梁地帯を持っておりまして、国有であるからこそ国の施策をダイレクトに反映できる経営形態にあります。しかし、このことが戦中戦後過大な伐採を国有林に押しつけたり、戦後四十一万ヘクタールの森林を開拓用地に解放したり、政治の後始末をさせた嫌いもあるのでございますが、しかし、この長所というものを生かした経営を今後強めていくべきではないか、この点が非常に大事ではないか、こう思うのです。
とりわけ、森林面積の三割を占める国有林野は日本列島の脊梁地帯に多く、その五割が山地災害防止等の保安林であることから、国土や自然環境の保全等国民の重要な生活環境基盤である山づくりを初め、我が国林業の中核的存在としてその公共性を発揮させることが極めて重要となっています。 我が国の森林の現状を見ると、山地災害危険箇所が十三万カ所、保安林の機能発揮ができない森林が九十万ヘクタールにも達しています。
しかも、民有林に比較して山の奥の奥、脊梁地帯を含む三百八十八万ヘクタールに及ぶ保安林という全国有林面積の半分に近いものを受け持っているのであります。いかに国有林が、都市の過密化に伴う生活様式の変化、それによる生活用水の水需要の増加、国土の高密度利用によってもたらされた山地被害の危険性の増大などに多大の貢献をしているかがおわかりになると思うのであります。
○政府委員(松形祐堯君) 国有林野事業の中でストが行われた場合にどのような影響があるんだ、こういうことが前提でございますが、国有林は、国土の二割、全森林面積の三割を占めておるという広大な面積でございますし、しかも国土の脊梁地帯に主として分布いたしております関係から、保安林なりあるいは国定・国立公園とか、自然保護上も大事な山あるいは水源林でもある、と。
ただいま御指摘ございましたように、国有林約八百万ヘクタール弱でございますけれども、その中に三百五十万ヘクタール程度の保安林が入っておりますし、また日本の脊梁地帯を管理いたしております関係から、国立公園、国定公園、非常に重要な森林地帯も二百万ヘクタールも含まれている、こういうことでございまして、特に緑の価値観の変化に伴います、それに対する要請というものはきわめて強いわけでございます。
その中で、特に国有林といいますのは、脊梁地帯にございます保安林等をたくさん持っております、あるいは国立公園等を抱えております大事な地帯でございます。したがって、ただいま御指摘のような皆伐から択伐へ、あるいは分散あるいは小面積伐採、こういうことを志向してまいっております。
先ほど申し上げましたように、あの地域、兵庫県における六甲山を中心としたあの脊梁地帯、それから広島等における脊梁地常というものは、花こう岩、しかも非常に風化されて、ほとんどさわればくずれ落ちるというような状態の風化された花こう岩、しかも深層風化まで行なわれており、数十メートル下まで風化されておる状態なんです。それがあの急激な雨の流水とともに下に流れ落ちた。ふだんでさえ扇状地形を形成している。
特に新潟の県の地勢というのは背後に脊梁山脈を控え、それを流れてくる渓谷があるいは信濃川となり、阿賀野川となり、あるいは胎内川となり、荒川となって海に注いでおるわけなんでありまするが、その脊梁地帯をはずれますると、海岸の地帯に入ってまいりますると、これは平地よりもずっと高くなり、砂丘地帯が盛り上がっておりまして、その内陸はあるいはゼロ地帯になっておる。
あなたは、国有地は南房州のあの脊梁地帯——鬼涙山なんというのは石ころの山ですよ。そんな山が農耕地なんかになるはずはない。この付近にはないのです。それから運輸省当局ももちろん何ら現地についての調査をしてないです。農林省も調査してないです。この農地の問題については、少なくとも農林省は非常に大きな責任があるはずです。
○佐々木説明員 いま千葉県下の国有地はどれくらいあるかというはっきりした数字は手持ちがございませんけれども、千葉県では、国有林等は主として房総半島の脊梁地帯のようなところでございまして、それらのところが農地として適当なところであるかどうかに対しましては、かなり疑問があるのじゃないかというふうに考えます。
すなわち、「七月二十三日、朝六時十一分名古屋に到着、現地の概要を聞き、直ちに受益地である知多半島に向い、横須賀町を経て東浦町に至り、知多半島脊梁地帯の幹線予定地及び本用水の完成によって開墾される地帯を視察、さらに用水幹線予定地を北上して三好村に至り、用水不足による一毛作田地帯の実情を視察した。
○幸田説明員 全体の考えとしましてはやはりたとえば東北地方のように国有林が大部分を占めておるような地帯における考え方、それから関西のように国有林が非常に少い、しかも中国山脈の脊梁地帯においても国有林が非常に少いというようなところを、全般を考えまして、この運用に当つては東北、北海道といつたようなところは適当な箇所があればできるだけ積極的にやつて行きたい。
なお脊梁地帯を中心といたしまする濶葉樹は国有林が主体をなしまして、而もその大部分を占めまする内地の濶葉樹の「ぶな」は殆んど国有林、而も脊梁地帯の奥地の開発困難な地域を占めておるというのが現状でございます。